Webの基本的な仕組み(1)
本日からはまたシリーズ物といたしまして、Webについて解説していこうと思います。
今回勉強させて頂いております本を下記お示しいたします。
(山本 陽平(2010),『Webを支える技術--HTTP,URI,HTML,そしてREST WEB:DB PRESS plus』)
今回のシリーズもリアルタイムで勉強しながらなので、まとまっていない箇所もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
曰くWebサービスを完成度高く設計できるかは、次の2つを押えているかが重要とのこと。
1)HTTP,URI,各種ハイパーメディアフォーマットを理解する
2) Webサービスの具体的な設計方法を理解する
では、まずWebとは何なのか?について説明していきます。
Webとはソフトウェアの一種であり、用途は大きく3つに分類されます。
1) Webサイト
2) ユーザーインターフェイス
3) API
1)については、Yahoo!でニュースを読んだり、 Amazonで商品を購入したり、Googleで写真を管理したりなど、いわゆるインターネット上のサイトを通じて所定の目的のサービスを利用することを指します。
2)については、パソコン上で…そうですね、キーボードの設定をする時などに設定画面が出てくるかと思います。まさにそれです!リモコンなどのハードウェアを通じて設定するより遙かに高効率で作業できるため、こういった用途にも使われます。他にはWindowsでのHTMLヘルプ機能などですね!
3)とはいわゆるプログラム向けのインターフェイスのことです。2)がどちらかというと人間向けのインターフェイスのため、対比の関係にあると言えます。
Webの使われ方については多少なりイメージできましたが、ではそれらWeb
という概念はどういった技術によって出来上がっているのか説明していきましょう。この基礎技術は大きく3つに分類されます。
1) HTTP
→ Webブラウザとサーバを接続する機構のことです。
2) URI
→ あらゆる情報を指し示すための機構です。
3) HTML
→ URIの情報を表示するための文書フォーマットという位置付けの技術です。
Webは、情報システムという観点から見ると、次の2つに分類されます。
1) ハイパーメディアシステム
→ テキスト、音声、映像などの様々なメディアをハイパーリンク(情報同士を結ぶ機構=Web)のこと。
2) 分散システム
→ 複数のコンピュータを組み合わせて処理を分散するシステムのこと。
以上で、本日の解説を終わります。
明日以降もよろしくお願いいたします。