学んだことを発信するブログ

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PC の基本的な仕組み(7)

本日も解説を行ってまいります。

 

今回は光学ドライブについてです。

 

 光学ドライブとはいわゆるDVDなどが代表例として挙げられるでしょう。データを記録する方法についてですが、これはまずドライブからレーザー光が照射されます。そのレーザー光線によって表面の状態を変化させることで、記録しています。厳密ではないでしょうが、絵を描くイメージではないかと思います。表面にどういう絵が描かれているかでその情報の内容は変わってきそうだということは直感的に掴めるかと思います。

 

 ディスクには少しでも多くのデータを記録できることが期待されるため、1つの情報あたりに確保できるスペースは非常に狭いです。つまり、非常に高密度だということです。どの程度かというと、直径12cm のDVD-Rディスクで0.74μmだとのことです。これは甲子園球場で砂粒を置くのと同じという極小さです。

 

 ディスクにはいくつか種類があります。1)DVD, 2)HD-DVD, 3)Blu-rayの3つです。1,2に関しては、それぞれレーザーが赤色と青色という違いはありますが、ディスクの表面から0.6mmの位置に記録するという点で同じです。しかし、Blu-rayは青色レーザーで0.1mmという薄さです。表面に記録位置を近づけることで、書き込み作業を容易にし、また読み出し時のエラーも減らすことができます。他には、照射するレーザー光自体をさらに小さいサイズにできたため、さらなら高密度化を実現しています。そういった背景もあり、今ではすっかりBlu-rayが主流となっています。

 

我々が今スムーズに多くの映像を録画、視聴できるようになったのは裏側にこうした技術的な進歩があったからなんですね。

 

今回の解説はこれで終了いたします。

また、次回以降もよろしくお願いいたします。