PC の基本的な仕組み(5)
本日、2記事目です。
今回はハードディスクについて、解説してまいります。
ハードディスク(HDD)は磁気を利用して、記録する媒体のことです。
HDDの中身ですが、ざっくりいうとDJさんが手「キュッキュッ」とやるあの感じのイメージで各部品が収納されています。
磁気ディスクというのが、その擦られるものになります。それをアームという文字通り腕のような部品から伸びてきた、磁気ヘッドというもので、ディスクを擦ります。
擦ると言いましたが、厳密に言えば、10nm隙間があります。そして、その間をディスクが7200rpmという速度で回転している訳です。回転すると、その隙間に磁界が発生するので、その向きを変えることでデータを記録しています。
ただ、記録をすると言っても、比較的簡単にデータ容量の限界まで達するため、容量が大きいことが非常に重要になってくる。
容量を増やす方法はディスクの枚数自体を増やすか、ディスク1枚あたりのデータ容量を増やすかのいずれかになる。
この内、後者を採用したアプローチとして、垂直磁気記録方式という概念があります。
それ以前は、長手記録方式といい、ディスクとヘッドの隙間に発生した磁力をディスクに対して、周方向に配列していたのだが、その向きを垂直にすることで、より少ないスペースで磁界を配列することができるようになりました。
以上、本日2記事目の解説を終わります。
また、次回以降もよろしくお願いいたします。